イージーマウントウィンドウベッド(EZ Mount Window Bed)はアメリカのK&H Pet Productsから発売されている窓用ハンモックベッドです。
3箇所の強力な吸盤で窓ガラスに貼り付けるタイプなので、猫の成長に合わせて設置する高さを変えたり、季節によって日当たりの良い場所に移動したりできます。日向ぼっこが好きな猫にはぴったりのアイテムです。
窓ガラスへの取り付けには、強力な吸着力の「ダイヤルネジ式の吸盤」が使われています。ダイヤルネジを回転させることで吸盤内の空気が抜けて圧着させる仕組みなので、誰でも簡単に取り付けられます。耐荷重は最大20kgなので、よほど大きな猫でない限りは、ほとんどすべての猫が使えるでしょう。ベッドの中には専用のクッションが付属しています。
現行モデルと旧モデルの違い
この製品は2019年に発売された現行モデルと、それ以前に発売された旧モデルの2種類があります。
現行モデルと旧モデルの違いは、吸盤の形状、耐荷重、カラーバリエーションの3点です。現行モデルは吸盤がダイヤルネジ式、耐荷重は20kg、カラーバリエーションはオリーブグリーン、グレー、デニム、ブラウン、レッドの5色展開です。一方、旧モデルで使われている吸盤は一般的な形状のもので、耐荷重が10kg、カラーはグレーとグリーンの2色です。
現行モデルと旧モデルの見分け方は、左右の吸盤部分がダイヤルネジ式かそうでないかで判断できます。一部のネットショップでは旧モデルが販売されていることがあるのでご注意ください。
実際に使ってみて気づいたこと
我が家ではリビングのドアガラスに設置して、2匹の猫が交代で使っていますが、いくつか気づいたことがあります。
ウィンドウベッドを設置してから約半年くらいは見向きもしませんでしたが、近くにミニタワーを置いて、ベッドへのアクセスをしやすくしたところ、ようやく使ってくれるようになりました。よくよく考えてみれば、猫だって泥舟かもしれない乗り物にいきなり飛び込むようなマネはしないでしょうから、これについては私の配慮不足だったと反省しています。
稀に(数ヶ月に一度くらいのペースで)、気がつくと負荷がかかる方の吸盤が外れていることがあります。外れた場合でも他のふたつの吸盤で支えられているため、ベッド自体が落ちることはありませんが、万が一、猫が乗っているときに吸盤が外れ、猫が驚いて飛び出したりすると危ないので、定期的にチェックすることはもちろん、高い位置に設置したり、設置場所の下に家具や家電製品を置くことは避けたほうがよいでしょう。
付属のクッションはクッションと呼ぶにはやや弾力性に欠け、クッションというよりはマットに近いものなので、普段から使っているタオルケットなどがあれば、敷いてあげると良いと思います。
以上の点に気をつけて使用すれば、窓辺の日光浴の時間を、より快適に過ごせるようになるでしょう。