水洗いクリーナーswitle(スイトル)は家庭用の掃除機が水洗いクリーナーとして使えるようになるクリーナーヘッドです。
一般的なキャニスター型掃除機のホース先端に本機を取り付けることで、掃除機の吸引力を使って水の噴射と吸引を同時に行い、カーペットなどに付着した猫の嘔吐や粗相などの部分汚れをすばやく綺麗に取り除きます。
発売元は2008年創業の日本の電気メーカー・株式会社シリウスです。
スイトルを購入して5年間使った感想
我が家の猫は週に数回のペースで毛や食べたものを嘔吐しますが、カーペットや絨毯などの洗濯機で洗えない場所で嘔吐されると掃除がとても面倒だったので、2017年に某TV番組で本機を知り、すぐに購入しました。
筆者が購入したのは「SWT-JT500(K)&除菌水生成パウダー」というクリーナーがセットになっているモデルで、2017年10月にAmazonで22,180円で購入しました。現在(2022年8月時点)はスイトル本体だけであれば約8,000円で購入できるのでだいぶ買いやすくなっていると思います。
また、発売当初は本体カラーはブラックのみでしたが現在はブラックとホワイトの2色から選べるようになっています。
洗浄能力は期待どおり
我が家の用途は猫の嘔吐で汚れたカーペットの掃除のみですが、本機でゆっくりと2〜3往復すれば、だいたいどんな汚れも綺麗に落ちるので、性能的には満足しています。
しつこい汚れや時間が経って固まった汚れの場合は、霧吹きで湿らせてから歯ブラシでこすって浮かせると、より簡単に落とせます。ニオイが気になる場合は、オフィシャルの「除菌水の素」や市販の洗剤や除菌剤を併用するとよいでしょう。ただし、泡の出る洗剤を使うと吸い込んだときに本体内部に泡が溢れ返ってしまうため、泡立ちの少ないものを選んでください。
2017年に購入してから約5年間、月に数回のペースで使っていますが、現時点までに故障や不具合などはありません。動力は掃除機側に依存しており、スイトル自体に電気的な仕組みはないため、故障が少ないのも強みだと思います。
スティック型掃除で使えないのは不便
デメリットはキャニスター型掃除機にしか対応しておらず、一部機種を除いたスティック型掃除では使えない点です。メーカーサイトのよくある質問によると「スティックタイプの掃除機は吸込力が弱く、ホースの接続も困難なため」とのこと。
我が家では普段の掃除はスティック型掃除機を使っていますが、スイトル用のキャニスター型掃除機も一台持っています。正直なところ、スイトルのためだけに大きなキャニスター型掃除機を置いておくのは邪魔なので、もしこのキャニスター型掃除機が故障したら新しいものを新調してまで使い続けるかどうかは微妙なところです。
仕組みは異なるものの競合製品としてよく比較されるアイリスオーヤマのリンサークリーナーは掃除機がいらないので、キャニスター型掃除機を持っていない場合はそちらのほうがいいかもしれません。