「マイクロチップキャットフラップ(Microchip Cat Flap)」はアメリカのCloser Pets(旧Petmate、Catmate)から発売されているキャットドアです。
このキャットドアは猫に装着された埋め込み式マイクロチップ、もしくは別売りの「Cat Mate 電子IDディスク」(首輪につけるタイプ)に反応して開閉する仕組みになっており、合計30匹までの猫を登録できます。屋内と屋外の行き来はもちろん、多頭飼いの家庭において、猫によって出入りできる部屋を分けたいときなどに便利です。また、食事やトイレのときに他の猫に邪魔されないようにするときにも役立つでしょう。
本体下部のダイヤルを調節することで、「出入り可/入室のみ可/外出のみ可/出入り不可」の4つのロック方式を簡単に切り替えることができます。ドア部分のサイズは15cm×15cmなので、小型〜普通サイズの猫であれば問題ありませんが、体重5kgを超えるような大型の猫は通れない可能性があるためご注意ください。
単3電池4個で動作し、連続使用期間は最大12か月。厚さ85mmまでのドアやガラスパネルに取り付けられます。
なお、個々の猫の識別はせず、単純にIDを付けた猫だけが行き来できるだけでよければ、同メーカーの「マグネットキャットドア」のほうがリーズナブルに導入できます。
対応しているマイクロチップの種類について
本製品は、15桁のISO、AVIDXX、およびAVID Encryptedを含む、一般的なマイクロチップに対応しています。日本国内で販売されているマイクロチップはISO規格に準拠した製品であり、これに対応しています。
現在、国内ではDATAMARS社アイディール、AVID社マイクロチップII、DESTRON社ライフチップ、TROVAN社トローバンID-162、NITTOKU社スマートチップ、WATRON TECHNOLOGY社ワトロンチップのマイクロチップ(ISO規格準拠)が販売されています。