「BTM木製キャットケージ」は透明のアクリル製ドアが特徴の木製キャットケージです。
木製素材と透明窓による高いインテリア性
木目が美しく強度に優れたパイン集成材で作られており、一般的な格子状パーツで構成されるキャットケージに比べてインテリア性が高いのが特徴です。Amazon.co.jpの商品紹介には「無垢材フレーム」や「接着剤は使われていない」などの説明が書かれていますが、実際の素材は集成材(複数の木材を接着剤で張り合わせたもの)なので、この点はあらかじめ理解しておく必要があります。
前面は透明度が高く、耐久性に優れたアクリル板のドアを採用しています。ガラスと変わらない透明感なので、いつでも猫の様子を確認できます。また、アクリルはガラスに比べて安全性に優れており、万が一壊れた場合も破片が飛び散るようなことはありません。ドアを開放すれば大型のキャットハウスとしても使えます。
ケージとしての機能性
左右の側面には縦に長くスリットが入っているため、ケージ内は風通しがよく、フードやトイレのにおいが籠もる心配はありません。また、キャスターが付いているため移動が簡単で、掃除がしやすい点も大きなメリットです。
広いケージ内には、運動するための梯子やステップが用意されているほか、狭い所が好きな猫のために猫型窓の付いたハウスも備えられており、隠れながら外の様子を観察できます。フードトレイやキャットトイレも設置できるため、のんびりとリラックスして過ごせるでしょう。天板は広々とした屋上スペースとして利用できるので、キャットタワーと並べて設置することで、タワーから屋上に飛び移るなどして遊べます。室内のデッドスペースを有効に活用できるでしょう。
実際に使ってみて
筆者は保護猫と先住猫を一時的に隔離するためにキャットケージを探していましたが、猫をケージに隔離する必要がなくなった後もキャットタワーやキャットハウスとして使いたかったため本製品を購入しました。
組み立てには付属のドライバーとビスを使いますが、説明書の写真が不鮮明だったり、表記がわかりづらい点があったこともあり、開封から完成まで約1時間かかりました。家具の組み立てなどが不慣れな人は1〜2時間はかかると思ったほうがよいかと思います。
そのほかに、ケージに入れた猫が出ようとしてドアを内側から押すと、隙間から手が出せるくらいはドアが開いてしまったり、ロックの金属パーツがガチャガチャうるさいなど、ケージとして若干心許ない部分はあるものの、猫は快適そうに過ごしているので満足しています。
筆者が購入したのはドアが2枚の大型タイプ(幅900mm)ですが、ドアが1枚のスリムなタイプ(幅600mm)もあります。
- ドア1枚タイプ:W600×D600×H1200mm
- ドア2枚タイプ:W900×D600×H1200mm