キャットケージは、猫を新しく迎え入れるときや、猫との生活における安全性や快適さを確保するために非常に重要なアイテムです。ケージの選び方次第で、猫がリラックスできる空間を提供できるだけでなく、飼い主にとっても日常的なケアが楽になります。今回は、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説し、猫に最適なキャットケージの選び方をお伝えします。
購入前にチェックしたい3つのポイント
十分に動ける高さがあるか?
昼間は仕事で人が外出しているなどの理由で、猫がケージの中で半日以上過ごすような場合は、狭いケージで長時間過ごすことでストレスが溜まらないよう、十分に高さがあり上下運動が可能なものを選んでください。目安としては高さが150cm以上あるケージが望ましいと思います。
トイレを設置するスペースがあるか?
キャットケージの一番下のスペースにはキャットトイレを置くことが多いですが、コンパクトタイプやスリムタイプのケージの場合、1階部分がトイレに専有されてしまい、食事のスペースがなくなってしまうことがあります。例えば、キャットトイレの中でも人気の高い「ニャンとも清潔トイレ」のサイズは幅40cm×奥行55cmなので、この場合はトイレを縦向きに置ける、奥行60cm以上あるケージが望ましいでしょう。
屋上でくつろげるか?
キャットケージの中には、天板の開口部や側面のステップから屋根に登って、屋上のスペースでくつろげるものがあります。このタイプのケージはキャットタワーやキャットハウスの代わりとしても使えるため、高い場所を好む猫に快適なスペースを提供できるだけでなく、室内のデッドスペースを有効活用できるというメリットがあります。
キャスターが付いているか?
キャットケージの下は猫砂が飛び散ったりホコリが溜まるなどしてすぐに汚れます。3段以上のキャットケージは重さが20kg以上あるため、持ち上げて移動するのは困難ですが、キャスターがついていれば簡単に動かして掃除ができます。
網を噛んでも大丈夫か?
噛み癖のある猫の場合、ケージの柱や網の部分を噛んで、剥げた塗料を飲み込んでしまう危険があります。最近のAmazonや海外の激安ECサイト、オークションなどで見られる、聞き慣れないメーカーの製品は避けた方がよいでしょう。
スタンダードな3段タイプのキャットケージ
最もポピュラーな3段タイプのキャットケージです。キャットケージは頻繁に買い換えるようなものではないので、購入するからにはずっと使えるものを選びたいところ。仔猫からシニアまで使うものであれば、高さが120cm以上あり、十分な運動スペースが確保できるものがおすすめです。同じ3段タイプのケージであっても、高さ2メートルの商品もあれば、1.5メートルの商品もあるので、購入時は必ずサイズを確認しましょう。
IRIS OHYAMA コンビネーションサークル にゃんこ向け3段セット
IRIS OHYAMA 3段ペットケージ PEC-903
bonbi ウッドワンサークル キャット 3段タイプ
IRIS OHYAMA カラースリムケージ 3段
GB ファンシーワゴン FW-C3
GB CATケージ Sクラス C-02
屋上に登って遊べるキャットケージ
屋上に登ってくつろげるように作られているキャットケージです。迎え入れた猫が室内での生活に慣れ、ケージに隔離する必要がなくなった後でも、キャットタワーやキャットハウスとしてずっと使えます。
IRIS OHYAMA ルーフキャットケージ スリム
サークルタワー プレイキャット 3段 – bonbi
狭い部屋にも設置できるスリムなキャットケージ
幅が80cm以下のスリムタイプのケージを集めました。ワンルームマンションなどの狭い部屋で設置できる場所が限られる場合は、スペースをとらないスリムタイプのキャットケージがおすすめです。
IRIS OHYAMA スリムキャットケージ 3段
Petio necoco キャットルームサークル
IRIS OHYAMA スリムキャットケージ 2段
GB CATケージ Sクラス C-02
複数の猫で使える大型のキャットケージ
多くの猫がいる家庭や、保護猫カフェなどでの使用に適した、大型サイズのキャットケージです。4段タイプのものや複数のキャットケージを連結させたものがあります。
GB エクステリア ワゴン Cat DX
IRIS OHYAMA コンビネーションサークル にゃんこ向け2段ワイドセット
インテリア性の高い木製キャットケージ
ケージのフレームに木材を使った木製キャットケージは、自然素材の温かみが感じられ、リビングルームや和室に設置しても家具やインテリアの一部のように馴染みます。
IRIS OHYAMA 隠れ家キャットランドケージ ワイド
bonbi ウッドワンサークル キャット 2段タイプ
キャティーマン インテリアキャットハウス
商品名 | インテリアキャットハウス |
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メーカー | DoggyMan / CattyMan |
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サイズ | 450×620×910mm |
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参考価格 | ¥17,813 |
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リッチェル 木製お掃除簡単キャットサークル
軽くて扱いやすいプラスチック製のキャットケージ
多くのキャットケージはフェンスの部分がスチール(金属)で作られていますが、アイリスオーヤマから発売されているプラゲージシリーズは、プラスチック製のフェンスが使われています。スチール製のフェンスに比べて非常に軽いので、組み立てやすく、掃除の時に動かしやすいのも特徴です。
IRIS OHYAMA プラケージ813(3段)
IRIS OHYAMA プラケージ812(2段)
子猫におすすめの小型キャットケージ
子猫にちょうど良い、高さ150cm以下のコンパクトなケージを集めました。子猫の期間のみ利用する場合や、一時的に短時間のみ使用する場合は、わざわざ大型のケージを購入しなくてもこちらのタイプで良いでしょう。
IRIS OHYAMA スリムキャットケージ 2段
IRIS OHYAMA 2段ペットケージ PEC-902
IRIS OHYAMA カラースリムケージ 2段
Petio necoco キャットルームサークル
MARUKAN キャットフレンドルーム
bonbi ウッドワンサークル キャット 2段タイプ
bonbi サークルーム コンフォートミニHi ホワイト
まとめ
キャットケージは、自宅に迎え入れた猫が新しい生活に慣れるまで安全に隔離し、快適な生活を送れるようにするための非常に重要なアイテムです。適当に安いものを用意するのではなく、家庭環境や設置場所、隔離が不要となった後でも猫の居場所として利用しやすいかどうか、といった点を十分に考慮して選びましょう。