
トイレカバーとは、キャットトイレの周りに設置して猫砂の飛散を防ぐためのアイテムです。リビングルームにキャットトイレを置いている家庭では、トイレカバーを使うことで掃除の手間を軽減できるだけでなく、目隠しとしても役立ちます。今回はトイレカバーの種類や使い方について解説します。
Contents
トイレカバーとは?
猫はトイレで用を足したあとに猫砂をかいて排泄物を隠そうとする習性がありますが、この砂かきのやり方は猫の性格によって異なり、尿の跡が少し隠れる程度に砂をかける猫もいれば、トイレの外まで砂が飛び散るほど思い切り砂かきをする猫もいます。トイレカバーはこのような激しい砂かきによる猫砂の飛散を防止するために使われるアイテムです。
猫が外からの視線を気にせずに安心してトイレに行けるようにしたり、キャットトイレ自体を覆い隠してインテリアの一部のように見せるといった役割もあります。特にリビングルームにキャットトイレを置いている家庭では、目隠しとして使われることが多い
トイレカバーの役割
- 砂かきによって猫砂が飛び散るのを防ぐ
- 外からの視線を遮ることで猫が安心してトイレに入れるようにする
- トイレ本体を隠すことでインテリアの一部のように見せる
トイレカバーの種類
猫のトイレカバーの種類には、主に「トイレの周りを壁のように囲むタイプ」と「屋根が付いていて全体を覆うタイプ」の2種類があります。
壁で囲むタイプ
トイレの周りをぐるりと壁で囲むタイプのトイレカバーです。最近はキャットトイレ自体に高い壁やフード(屋根)が付いている製品が多いため、軽い砂かきで猫砂が飛び散ることはありませんが、激しく砂かきをする猫の場合は、このようなカバーが役立ちます。bonbiの「プラスクリーン・キャット」などがこのタイプです。

| 商品名 | プラスクリーン・キャット |
|---|---|
| メーカー | bonbi |
| サイズ | 465×520×300mm |
| 参考価格 | ¥2,345 |
全体を覆うタイプのトイレカバー
トイレ全体をすっぽりと覆うボックス型のトイレカバーです。猫砂の飛散をほぼ完全に防止できるほか、通常はデッドスペースになるトイレの上部の空間を棚として活用したり、布などで覆ってインテリアのように見せたりすることもできます。

| 商品名 | キャットトイレタリーキャビネット |
|---|---|
| メーカー | IRIS OHYAMA |
| サイズ | 890×489×615mm |
| 参考価格 | ¥14,600 |
このタイプのトイレカバーは木製の家具のような高級感のある製品が多く、数万円の価格で販売されているものも珍しくありません。費用をかけずにDIYで手作りしたい場合は、大きめのダンボールに穴を開けてトイレの上から被せ、布やタオルケットなどで覆えば簡単に作れます。
見た目がすっきりする反面、排泄の様子がまったく見えないため、尿が出づらいなどの体調の異変に気づきにくいというデメリットもあります。また、通気性が良くないためニオイが篭りやすいという点も要注意です。猫砂やトイレシートを交換するなどのこまめなメンテナンスを行うようにしましょう。
インテリアとしてのトイレカバー
トイレカバーは猫砂の飛散を防止する以外に、室内の他のインテリアとの調和性を高める目的、要するにおしゃれ目的でも使われます。
最近はフード型キャットトイレや、上から入るタイプのキャットトイレが普及しており、単に猫砂の飛び散りを防ぎたいのであればそれらを利用すれば良いため、トイレカバーのインテリア性・ファッション性はますます重要視される傾向にあり、実際にトイレカバーを購入する人も、機能的な目的というよりは、トイレの外観のイメージアップを目的に購入されるケースが多いようです。
高級感溢れる木製家具のようなトイレカバー
海外メーカーから発売されているトイレカバーには木製家具のような高級感のあるデザインが多く、ドイツKERBL社の「キャットトイレクローゼット アイダ」や「ヘレナキャットトイレクローゼット」(現在は生産終了)などは、ダイニングルームに置いても違和感なくインテリアに溶け込みます。また、国内製品であるnekozukiの「猫蔵」(現在は生産終了)は洋室にも和室にもマッチする独特の存在感があります。

| 商品名 | キャットトイレクローゼット アイダ |
|---|---|
| メーカー | KERBL |
| サイズ | 600×580×450mm |
| 参考価格 | ¥15,800 |

| 商品名 | ヘレナキャットトイレクローゼット |
|---|---|
| メーカー | KERBL |
| サイズ | 640×460×650mm |
| 参考価格 | ¥29,800 |
| 備考 | この商品は販売を終了しました |

| 商品名 | 猫蔵 - nekogura |
|---|---|
| メーカー | nekozuki |
| サイズ | 450×580×450mm |
| 参考価格 | ¥27,000 |
| 備考 | この商品は販売を終了しました |
手作りのトイレカバーの作り方
「猫砂の掃除が大変なのでトイレカバーが欲しいけど費用をかけたくない」「設置場所の都合でちょうどよいサイズのものが見つからない」など、市販のトイレカバーを購入するのが難しい場合は、自分で作るのもひとつの方法です。トイレカバーの作り方を紹介している動画の中からわかりやすいものをピックアップしたので、自分で作ってみようと考えている方は参考にしてみてください。
ホームセンターや大きめの100円ショップで購入できるプラスチックダンボール(プラダンシート)で作ったトイレカバーの作り方がわかります。プラスチックダンボールはカッターで簡単に切断できるので、使っているキャットトイレの大きさに合わせて作れます。
こちらは市販のカラーボックスを利用したオリジナルキャットトイレの作り方です。トイレマットの代わりに人工芝を使うアイデアも参考になります。
飛散防止にはマットを併用するとより効果的
多くの猫はトイレから出る時に脚を振って肉球に挟まった猫砂を振り落とそうとします。そのため、トイレの入り口まわりにパラパラと散らばる猫砂は、トイレバーを使っても完全には防げません。そんなときは、トイレの入口にトイレマットを置くことによって飛散を軽減できます。散らばった猫砂をさっと集めて捨てられるので、掃除の手間を軽減したいときに非常に便利です。

| 商品名 | 猫砂メガマット |
|---|---|
| メーカー | OFT |
| サイズ | 1200×770×15mm |
| 参考価格 | ¥7,700 |
まとめ
以上、キャットトイレ周りを綺麗にしてくれる便利なアイテム「トイレカバー」について紹介しました。
リビングルームやダイニングルームに直接キャットトイレを置くことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、トイレカバーを上手く活用することで、室内の雰囲気を損ねることなく、猫にとっても人にとっても快適な空間づくりができるようになるでしょう。


























