はじめて猫と暮らす人のためのキャットタワーの選び方

これからはじめて猫と暮らす人の参考になるような、キャットタワーのかしこい選び方を解説します。

キャットタワーの選び方
猫と暮らすならひとつは置いておきたいキャットタワーですが、はじめて猫と暮らす人はどんなタイプのものを選んだら良いのか迷いがちです。また、価格も安いものではありませんので何度も買い換えるわけにもいきません。

適当に買って失敗する前に、キャットタワーについての基本的なことを知っておくと、一緒に暮らす猫にぴったりのキャットタワー選びができるでしょう。

そもそもなぜキャットタワーが必要なのか?

1. 猫は高いところが好き

猫は祖先が木の上で生活していたことから、本能的にまわりの様子を見渡せるような高い場所を好む傾向があります。
高いところにいれば敵が近づいてきてもすぐにわかりますので、安心してくつろげるというわけです。

2. 運動不足を解消するため

キャットタワーを使った上下運動は室内で暮らす猫の運動不足を解消してくれます。
もともと猫はじっとしているのが好きなので、犬のように走り回ったり散歩をしたり必要はありませんが、それでも狭い日本の住宅では運動不足になりがちです。体重が増えすぎると健康被害に繋がる場合もありますので、室内で暮らす猫でも適度な運動は必要です。

3. 猫も自分だけの場所が欲しい

人間が自分の部屋に帰ってくるとリラックスしてくつろげるのと同じで、猫も誰にも邪魔されない自分だけの場所が一番安心してくつろげます。
リビングのソファやラグの上などの家族共有スペースとは別に、人間が入ってこない猫だけのプライベートな場所を作ってあげると、より快適に過ごせることでしょう。

キャットタワーの種類

キャットタワーは大きく分けると「据え置きタイプ」と「突っ張りタイプ」の2種類があります。まずはこの2タイプのどちらにするか決めましょう。

据え置きタイプ

据え置きタイプのキャットタワーは床に置いて使うタイプのスタンダードなキャットタワーです。
高さは100cmくらいのミニタイプから180cm以上の大型タイプまであり、カラーやデザインもいろいろな種類から選べます。

据え置きタイプ

メリット
移動できるので掃除がラク
小型〜大型までサイズが豊富
天井を傷つけないので賃貸住宅でもOK
デメリット
大きくなるほど設置スペースが必要

突っ張りタイプ

突っ張りタイプのキャットタワーは、その名前の通り、突っ張り棒の要領で天井まで伸ばして固定するタイプのキャットタワーです。
天井とほぼ同じ高さで部屋中を見渡せるので、高い場所が好きな猫は大喜びですが、天井にクギやネジで固定しなければならないため、賃貸住宅では設置が難しいかもしれません。

突っ張りタイプ

メリット
部屋全体を見渡せる高い場所でくつろげる
省スペースに設置できる
デメリット
天井に傷がつく
設置場所から動かせない

タワーの高さについて

突っ張りタイプは天井まで届く高さが必要なので、必然的に2メートル以上の高さになりますが、据え置き型のキャットタワーは100cm以下のものから180cm以上あるものまで様々なサイズがあります。

大型のキャットタワーは猫に「高い場所でくつろげる安心感」と「運動不足の解消」を与えてくれますが、一般的に重さが15kg〜20kgくらいあるので、気軽に移動させることはできません。また、日光浴ができるように窓辺に置くと、窓からの光を遮ってしまうので室内が暗くなってしまいます。

一方、小型のキャットタワーは簡単に移動させることができるので、日が出ている間は窓辺に置いてあげて、夜になって寒くなってきたらストーブの近くに移動させるといった使い方をすることができます。

キャットタワーのページでは、タワーの高さから商品を選ぶことができるので、ご自宅の環境や猫の数に合わせて、ちょうど良いタワーを見つけるのにお役立てください。

据え置きミニタイプ

ミニタワーのメリット
子猫でも安心して遊べる
窓辺に置いても日光を遮らない(部屋が暗くならない)
日の当たる場所に簡単に移動させられる
ミニタワーのデメリット
室内で既にお気に入りの高い場所(タンスの上など)がある場合、見向きもされない可能性がある
高さが低いので昇り降りしてもあまり運動にはならない

高い場所を好まない猫もいる?

猫は高いところを本能的に好むと言われていますが、人間が十人十色であるように、猫の性格も猫それぞれですので、高いところが苦手な猫もいます。

普段からタンスや食器棚などの高い場所に登りたがる猫なら問題ありませんが、そうでない場合はせっかく買ったキャットタワーを全く使ってもらえない可能性もあります。

心配なときは、部屋の中で高いところにくつろげるようなスペースを作ってみてしばらく様子を見てみましょう。

タンスの上に座布団を置いてみるのもいいですし、もしあなたが引っ越しをした直後なら、ダンボールを階段状に積み重ねてみてもいいでしょう。猫がくつろげるかどうかは安定感がポイントですのでグラグラしないように気をつけてください。「なんだあれ?」という訝しげな顔をしながらダンボールに登ってくれれば、キャットタワーもすんなり気に入ってくれるでしょう。

猫の年齢にあったタワーを選ぶ

子猫には高さの低いミニタワーを

子猫の場合、落下事故の危険があるため、あまり高さのあるキャットタワーはおすすめできません。
はじめは高さ100cm前後のミニタワーで練習して、頂上から平気で飛び降りるくらいに慣れてきたら、ハイタイプのキャットタワーに切り替えてあげれば良いでしょう。

シニア猫には階段付きのタワーがおすすめ

人間と同じように、猫も歳をとると走り回ったり高くジャンプしたりといった無理な運動をしなくなります。歳をとったシニア猫にはジャンプしなくても登れるような段差の感覚が狭いタイプや階段のついたタイプのタワーを選んであげるとよいでしょう。

階段付きのキャットタワー

キャットタワーを買う時に気をつけること

タワーの棚板は生地で覆われているか?

据え置き型のキャットタワーの場合、ほとんどのものは棚板がプラッシュ生地(起毛生地)で覆われていますが、板がそのままになっているタイプもあります。
一見、家具っぽくておしゃれに見えますが、ジャンプして飛び乗ったときなどに滑ることがあるので避けた方が良いでしょう。
猫と暮らしているとわかりますが、一緒に遊んでいてテンションが上がっているときや、おしっこの直後にダッシュしたときなどにフローリングの床で滑ってよろけたり転んだりすることは結構あります(特に若い猫)。
「猫は運動神経が良いから大丈夫」と安易に考えずに、生活空間の中の余計なリスクは極力なくしてあげましょう。

購入時に気をつけること

ステップや棚板の角が丸くなっているか?

棚板の角が直角になっているか角丸になっているかもチェックしたいポイントです。
角が丸くなっていれば、登り降りしているときに棚板に頭をごっつんこしてしまってもダメージが少なくてすみます。
アメリカのARMARKATや日本のペッツデポなど有名なキャットタワーのメーカーはみんな角丸仕様になっていますので、キャットタワーの良し悪しを判断するひとつのポイントといっても良いかもしれません。

購入時に気をつけること

タワーの色はホワイトとベージュのどちらが良いのか?

純白のキャットタワーはモノトーンのインテリアと相性が良く、見た目も美しいため、とても人気の高いキャットタワーのひとつですが、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。特に、吐き戻し癖のある猫は週に2〜3回のペースで嘔吐することもあるので、白いキャットタワーの上で嘔吐されてしまうと、完全に拭き取ることは難しく、真っ白なキャットタワーがだんだん黄ばんでしまいます。また黒い毛の長毛猫の場合は抜け毛が目立つため、やはりこまめに掃除しないといけません。白いキャットタワーが欲しい場合はこれらのことを十分に考慮した上で購入すべきでしょう。

安価なノーブランド品は避けたほうが無難

キャットタワーは猫グッズの中でも高額な商品ですのでやはり価格が気になるところです。
しかしながら、安価なノーブランドの中国製キャットタワーは作りが粗い部分があったり、組み立ててもグラグラしていて安定感がなかったりするものも多いので、できれば避けた方が良いでしょう。
有名なネットショップで販売されているものであっても輸入された全ての商品を開封して検品しているわけではありませんので、自分できちんとブランドを確認して選びましょう。購入前に商品レビューもチェックすることも大切です。

購入時に気をつけること

設置場所と大きさを考えてから購入する

ネットでキャットタワーを購入して届いたものを組み立ててみると、「思ったより小さい」「部屋の隅に設置したかったのに大きすぎて置けない」というトラブルは意外と多くあります。
これはおそらくネットショップで商品の単品画像だけを見ても大きさが想像しにくいためでしょう。親切なショップは部屋に実際にレイアウトしたときのイメージ写真も掲載しています。
キャットタワーの商品ページには必ずサイズが記載されていますので、「高さ」と「接地面積」は必ずチェックしておきましょう。

まとめ

キャットタワーは猫の運動不足を解消し、安心してくつろげる居場所を作ってくれます。お気に入りのキャットタワーは、あなたと猫の暮らしをより楽しいものにしてくれるでしょう。この記事がはじめてのキャットタワー選びの参考になれば幸いです。

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