板と麻紐で簡単に作れる猫用ウィンドウベッドの作り方

DIYウィンドウベッドの完成画像
我が家の猫は日光浴が大好きで、昼間はいつもリビングの日当たりの良い場所でごろごろしています。ウィンドウソファーイージーマウントのような窓に設置するタイプのベッドがあったらさぞかし喜んでくれるだろうと思って購入を考えましたが、個人的に吸盤の吸着力がいまいち信用しきれないため、安全性の高いものを自分で作ることにしました。

材料

今回作成したウィンドウベッドは、板材に麻紐を通して、窓枠の両端に設置してあるカーテンタッセル留めの金属フック(「ふさかけ」と呼ぶそうです)にひっかけただけの簡易的なものです。ふさかけがない場合は市販の金属フックを設置すればOKです。以下の画像は横から見たイメージ図です。

イメージ図
材料は下記のとおり。カッコ内はいずれも大体このくらいというアバウトな数字なので、設置環境にあわせて適宜調節してください。

  • 木材(800×250×14mm)
  • 麻紐(2m)
  • 金属フック(耐荷重15kg)

板材はどんなものでも良いですが、あまり薄い(というか軽い)ものを使うと猫が乗ったときにグラグラ揺れてしまうので、15〜20ミリ厚のしっかりしたものが良いと思います。ホームセンターなどで売っているパイン材の集成材などが最適でしょう。私は家にあった杉板を使いました。

麻紐は100円ショップのガーデニングコーナーで太さ5ミリくらいのものを購入しました。あまり細いものだと切れる可能性があるので要注意。

金属フックは耐荷重が「猫の体重+板材の重量」以上のものを用意します。環境にもよりますが、耐荷重10〜15kgの製品であれば問題ないと思います。また、猫が2匹以上同時に利用することが予想される場合はそのあたりも考慮した方が良いでしょう。

板に穴を開ける

まず始めに、ドリルを使って板の四隅に直径8ミリの穴を開けます。穴のサイズは麻紐の太さ+1〜2ミリくらいが良いでしょう。あまり小さな穴だと麻紐がスムースに通らず、逆に大きすぎるとグラつきの原因になります。

穴あけ加工をやってくれるホームセンターもあるので、ドリルを持っていない場合は問い合わせてみると良いでしょう。1箇所あたり50〜100円くらいです。

ドリルで板に穴を開ける
ドリルで板に穴を開ける
穴が空いた板
穴が空いた板

板材の研磨

次に240番と400番のサンダで研磨して、板の表面のザラつきを削ってなめらかにします。ホームセンターで購入した板は綺麗なので、この作業は必要ありません。続いて、猫がぶつかって怪我をしないように板材の角を丸く削りました。電動工具のトリマを使うと綺麗に仕上がりますが、今回はそのままサンダで削りました。もちろんサンドペーパを使ってもOKです。

研磨の後は、表面に薄く蜜蝋を塗りました。こうすることで光沢が出て木目が綺麗に見えるようになり、さらに汚れにくくなります。蜜蝋を塗布したあとは2日ほど乾燥させます。

サンダをかける
サンダをかける
仕上げに蜜蝋と塗布する
仕上げに蜜蝋と塗布する
蜜蝋仕上げ前
蜜蝋を塗る前
蜜蝋仕上げ後
蜜蝋を塗った後

紐を通す

板に空けた穴に麻紐を通します。上側は金属フックにひっかけるために輪になるように結び、下側は固く結んでこぶを作ります。板の穴を大きく開けすぎると、それ以上に大きなこぶを作らなくてはならないので、穴あけの際は注意しましょう。

麻紐を通す
麻紐を通す

設置する

四隅の穴に麻紐を通したら、窓枠の金属フック(ふさかけ)につり下げます。全体のバランスを確認しながら、板が水平になるように結び目の位置を調節し、傾きがなくなったら完成です。

このまま使ってもよいのですが、板のままだと固いので、クッションやキャットベッドなどを置くと、より快適に過ごせるでしょう。

完成したウィンドウベッドで日光浴を楽しむ猫
完成したウィンドウベッドで日光浴を楽しむ猫

まとめ

以上、板材と麻紐で簡単にできるウィンドウベッドの作り方を紹介しました。左右両端に金属フック(ふさかけ)が取り付けられる窓であれば、ほとんどの窓に設置できると思います。また、つり下げているだけなので取り外しも簡単です。下図の麻紐Aだけを外せば手前側にパタンと倒せるので、カーテンの開閉もスムースに行えます。
イメージ図

窓辺に設置するキャットベッドが欲しいけど、市販の吸盤タイプは強度が不安…という方はチャレンジしてみてください。

※本記事で紹介しているウィンドウベッドは素人が設計・作成したものです。強度や安全性の保証はできませんので、あらかじめご了承ください。

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